畦研究家の川田勝儀のブログ 畦に関する問題を解決することに挑戦しています。 まず、水田用水位調整器「深水バンダム」を開発しました。

2013年05月30日 17:47

「鵡川稲作発祥の地」の石碑を見て来ました。

平成25年5月8日商用で鵡川町を訪れた際、鵡川稲作発祥の地と記した石碑を見つけました。鵡川町豊城地区に在り、平成24年11月に開拓者の偉業を継承する会が建立したものです。碑文には明治26年水野重吉氏が水田を造成し厚別から渡島赤毛の種籾を入手し三反歩の水田から玄米5表の収穫を得たのが米作りの始まりと記してあります。
鵡川町は米作が盛んな地域ですが、このような偉人のご苦労があったのですね。明治の開拓者は凄いですね。

2013年05月30日 00:00

剣淵町で「沃野一望」の石碑を見る

平成25年5月30日上川郡剣淵町南桜町にある南剣淵公園脇にある「沃野一望」と書いた石碑を見て来ました。これは国営剣淵西部農地開発事業の完成に当たり剣淵西部地区期成会会長五十嵐章氏らが、衆議院議員芳賀貢氏の積年のご労苦に対し、受益者一同が深く銘記するとして、工事が完成した年の昭和55年5月に建立したもので、「沃野一望」の標題は芳賀貢氏が書かれたものです。
 この場所は剣淵町の小高い丘の上にあり、ここを少し上がると、剣淵の緑豊かな畑作地帯や水面がキラキラ輝く水田地帯から街までの全域が一望できる場所で、剣淵町民の皆さんが幸せに暮らしているなー!と思うような素晴らしい眺めの場所で、正しく「沃野一望」です。ここから完成後のこの光景を見た芳賀貢さんは政治家冥利に尽きたのではないかと思いました。
 実は、私のブログで全国各地にある、このような石碑を採り上げようと思ったのは、この石碑を見て感激してからであり、私にとって、思いでになる石碑です。

2013年05月29日 17:49

旭川市東旭川 旭山の顕徳碑を訪ねて

私は旭川市東旭川に所在する旭川兵村記念館の役員をしている関係で藤田貞元、末武安次郎、黒田梅太郎の三氏を知った。藤田貞元は奥州弘前の人。此の地未だ水稲作付の見込無しと言われた明治26年より自ら試作し周囲を説いて用水路を掘削、適種を他地域より求め、上川百万石(昭和3年に達成)の礎を築いた人。末武安次郎は京都府の人。明治38年に、水稲直播が労多く功の挙がらないことを憂いて、開発に精魂を傾け、籾まき機、黒田式直播機「タコアシ」を発明した人。黒田梅太郎は「タコアシ」を作り明治38年に特許を取り、東南アジアまで普及させた人であるが、郷土にこのような偉人がいる事を知り、米作に関係する機器を販売している実業人として、この人たちにあやかり事業を発展させたいものと思っていた。たまたま旭山の中腹、稲荷金毘羅神社横にその顕徳碑があることを知り、写真を撮影したものであるが、標題を書いた人(北海道知事田中敏文)、碑文を寄毫した人(旭川神社宮司芦原邦夫)、設立者(村長寒川孝三)等を知り、碑を建立した人達の思いを推測し全道、全国の米作地域を廻っている者として、これらを発掘することも意義のあることと思い。このブログで紹介することにした。当顕徳碑は第1号であり、ここから石碑紹介のスタートを切る。

追記、顕徳碑には藤田貞元、末武安次郎、中山久蔵氏を刻銘してある。

     顕徳碑


  平成25年5月4日 訪問
  
  旭川市東旭川旭山 中腹稲荷金毘羅神社 横

  関連情報
  ■特許証のコピー有り
  明治38年10月12日 特許取得
    黒田梅太郎 末武保次郎
  ■特許係争の新聞記事有り
  当該特許に関する係争を当時の  
  旭川新聞が掲載している。
  
  !旭川の産業人はたくましい。

2012年08月06日 17:51

「田んぼダム」に深水バンダムは最適です。

「田んぼダム」は大雨が降った時に、田んぼに降った雨水を外部に流出して河川が氾濫するのを防ぐために、水田の排水口に止水板や水位調整器を用いて外部に流出させないようにするものです。

 田んぼダムに最適な、「深水バンダム」の特徴は下記の通りです。

①バンダムを最上位にセットすると田面上20cmの水が貯留出来ます。

②塩ビ製ですから、比重が重く水に浮かないので、木板のように水で流出することがありません。

③緊急対応時にはスライド式ですから、簡単にセットできます。

④既設のコンクリート桝(幅が異なる)に取付けが可能です。

つい先日も士別和寒方面で集中豪雨があり、畑に大きな被害が出たようです。これから本格的な集中豪雨が心配されますが、何とか先に準備をしておきたいものです。

 昨年の8月末の集中豪雨の東川の例ですが、東川の農家の方が言うには、水田の排水口に水位調整板を設置せよとの指令が出て、早速設置したが、それまで溢れんばかりに増水していたのが、設置した後は水路の水位が元に戻ったので、その効果に驚いたと話してくれました。東川だけで何百町歩もある水田に貯まる水が外部に流出するのと、そうでないのとでは大変な開きがあるのですから、「田んぼダム」の効果はものすごいものですね!

 水田の水位調整器「深水バンダム」を販売しているものとしてお役にたてることを誇りに思いました。

2012年08月06日 17:50

深水バンダムが「田んぼダム」に広く利用して頂ける理由

深水バンダムが、田んぼダムに広く利用して頂ける理由は下記のとおりです。
①殆どの水田には排出口にコンクリート製の桝が設置されています。その桝はメーカーにより幅や高さが異なり ますが、深水バンダムはコンクリート桝の幅や高さに合わせて作ることが出来るので、殆どの桝に対応出来ます。
田んぼダムのために、わざわざ畦を掘って桝やパイプを埋めたりする面倒な手間は不要で、今ある桝にバンダム(塩ビ製板)をはめるだけで簡単に田んぼダムの機能を果たし、水位調整が出来ます。

②北海道内の既設のコンクリート桝は殆ど、サイズを把握しておりますので、上から見た内溝の形状と上側の内寸をお知らせくだされば、その桝に対応したバンダムを製造することが出来ます。

③北海道外については、数多くの経験から、内溝の内寸と現在ご使用の木板の最下段に使用しているもののサイズをお知らせくだされば、その桝に対応したバンダムを製造することが出来ます。

参考 深水バンダムは特許、意匠登録済の商品です。