畦研究家の川田勝儀のブログ 畦に関する問題を解決することに挑戦しています。 まず、水田用水位調整器「深水バンダム」を開発しました。

2012年01月21日 17:52

1月20日 日本農業新聞記事「水田の止水管理を徹底する」を見て

日本農業新聞にJA全農が「田植同時散布技術のメリット」という特集の中で「水田の止水管理を徹底する」という記事を掲載しておりました。
 いくら効果の高い薬剤を使用しても、圃場管理などを怠ると、その効果を十分に発揮させることが出来なくなる。
水稲薬剤の効果を安定して発揮させるためには、薬剤処理後の7日間の止水管理が重要となる。
 施用された薬剤は、田面の水中を浮遊しながら圃場全体に広がり、ゆっくりと土壌に沈着していく。しかし水管理が不十分であると、必要な農薬成分が圃場外へ流れ出てしまい、安定した効果が得られないことになる。
 そのために圃場整備をしっかり行うとともに、水田での薬剤施用後の7日間は落水やかけ流しををせず、止水管理を徹底する。
 上記の記事を見て、全国の水田を見て歩いた経験からまだまだ以下の事情で水漏れが起きているように思います。
①排水桝が設置されていない、
②排水桝の水位調整を木板でやっているため水漏れがある、
③排水桝の周囲からの水漏れ(小動物が明けた穴から) 
 上記の水漏れは、かけ流しや落水ほど大量な流出にはなりませんが、水流が出来ることは薬剤の均等な沈着には大きな影響を与えると思います。上記の②の部分で、私どもの深水バンダムはお役に立てると思いますので、是非収量と品質の向上にお役立て下さい。