畦研究家の川田勝儀のブログ 畦に関する問題を解決することに挑戦しています。 まず、水田用水位調整器「深水バンダム」を開発しました。

2016年09月10日 17:26

平成28年9月2日 美唄農業委員会の皆様が田んぼダム装置の視察研修に来社されました。

平成28年9月2日美唄市農業委員会の皆様が弊社に田んぼダム装置の視察に来社されました。事務所が手狭なため、近くの兵村記念館研修会場で行いました。研修内容は下記のとおりです。



■次第

   1.アゼックス挨拶と会社概要説明

   2.水位調整器「深水バンダム」と田んぼダム装置「イレタママ」のビデオ映写

   3.上記の実物紹介と機能及び取扱方法の説明

   4.意見交換

   5.閉会

まとめ

1.参加者から直播方式での独自の水位調整のやり方をお聞きして、とても参考になりましたので、後で見せて頂こうと思っています。

2.田んぼダム装置「イレタママ」の機能に対し、意見交換をしました。

イ、この前の大雨のとき夜に見回りをして、危険を感ずることがあった。大量降雨時や夜に見回りや、操作に行くことが不要になるので、とても良い

ロ、イレタママの形状がH型になっているが、良く考えられた構造である。
大量降雨のときイレタママを超えた水は桝の中を通り、15cmの穴から排出されるので、畦から越流する心配がなく。又、仮にイレタママの5cmの穴が詰まったときでも後の15cm穴から排出出来て、詰まることが無いので、稲に害を与える心配がない。

ハ、これは私(アゼックス社)の意見ですが、田んぼダムは水田に一時的に降雨水を貯留し、一気に河川に流さないので、河川の負担を軽減する。

この取り組みは田んぼダム装置を、水田に設置されている既設の桝に嵌めるだけで良いので、工事の時間やお金が、掛からず、複雑な権利関係の調整も不要である。

田んぼダムで全てが解決される訳ではないが、早期な対応、コスト低減の点から是非採用して頂きたいものである。

参考までに、弊社では田んぼダム装置「イレタママ」を取扱い、納入を開始しております。