畦研究家の川田勝儀のブログ 畦に関する問題を解決することに挑戦しています。 まず、水田用水位調整器「深水バンダム」を開発しました。

2017年07月23日 17:30

7月15日 日本農業新聞(全国版)に新商品 「田んぼダム装置 イレタママ」が記事紹介されました。

弊社の新商品「田んぼダム装置 イレタママ」が日本農業新聞(全国版)に記事紹介されました。

この商品は、田んぼダムの推奨者である新潟大学農学部農業水利学研究室の吉川夏樹准教授の監修をいただいている商品です。

左記写真は深川市納内の農家 板垣勝明様です。
コンクリート桝に装着したイレタママを引上げているところです。

イレタママの特長
1.耐蝕性アルミ製板で、コ型(溝に嵌めて使う)とH型(溝を必要としない)タイプあり。下部に5cmの穴がある。
2.サイズはオーダーメイドでコンクリート桝に合わせて制作する。
3.既設、新設を問わずコンクリート桝に取り付けることができ、耐蝕性に富むので、広域な面積を、段階的に田んぼダム網を構築できる。
4.入れたまま、でよいので「降雨時の水田回り等の作業が不要」で「不在者・非協力者の不実施が無い」
5.本体の前後に流出抑制槽と溢れ水処理槽ができるので畦を越流することなく、田んぼダム効果を発揮する

田んぼダムとは
近年は地球環境の変化により、突発的・局地的に大量降雨が発生するようになり、洪水被害が頻発しています
この被害を減らすために、雨水を一時的に水田に貯留しながら、少しずつ排出し、ピーク時の流出を抑制しながら、降雨が収まったときに水位が以前の位置に自然に戻り、水路や川への急激な増水を減らし、災害を未然に防ぐ取組です。