畦研究家の川田勝儀のブログ 畦に関する問題を解決することに挑戦しています。 まず、水田用水位調整器「深水バンダム」を開発しました。

2013年05月30日 17:48

平成25年5月4日 滝川市東滝川 「富国在農」の石碑を訪ねて

平成25年5月4日 商用で東滝川の地を訪れた際、「富国在農」と記した石碑を見つけました。これは東滝川道営圃場整備促進期成会が昭和48年11月に建立したものです。中村吉信様宅横の中村様の敷地(東滝川174-3)に在ります。
標題は当時の滝川市長佐久間貞江氏が書かれたものです。
農業人としのプライド、気概を感じ、愛国、愛郷の精神を表した素晴らしい標題に感銘を受けました。
この地は素晴らしい水田地帯です。益々発展されますことをお祈り致します。

2013年05月30日 17:48

平成25年5月16日 東風連地区「恵水沃土」の碑を訪ねて

平成25年5月16日 商用で名寄市風連町東風連を訪れているとき「恵水沃土」という標題の石碑を見つけました。風連はもち米の産地として有名なところですが、近くに風連湖もあり、良い水があるところだなと思いつつ
石碑を拝見しました。この標題は、風連町長 谷慶蔵氏が書かれたもので、東風連第二、第三地区の道営圃場整備事業の完成を記念して平成5年8月に建立されたものです。
 この石碑の傍に「名土水神」と書かれた石碑があり、これは衆議院議員 松浦周太郎氏が書かれたものですが、明治43年頃旧名寄土功組合が工事をした跡地から「名土水神」と記した標柱が出てきたので、それを後の世まで残すために、「名土水神」の石碑を建立されたようです。
 明治の開拓の頃からこの地を開墾した人たちは、土地と水に感謝の念が強かったのですね。地域の歴史、住民の思いをくみ取った、素晴らしい標題だと思いました。

2013年05月30日 17:47

「鵡川稲作発祥の地」の石碑を見て来ました。

平成25年5月8日商用で鵡川町を訪れた際、鵡川稲作発祥の地と記した石碑を見つけました。鵡川町豊城地区に在り、平成24年11月に開拓者の偉業を継承する会が建立したものです。碑文には明治26年水野重吉氏が水田を造成し厚別から渡島赤毛の種籾を入手し三反歩の水田から玄米5表の収穫を得たのが米作りの始まりと記してあります。
鵡川町は米作が盛んな地域ですが、このような偉人のご苦労があったのですね。明治の開拓者は凄いですね。

2013年05月30日 00:00

剣淵町で「沃野一望」の石碑を見る

平成25年5月30日上川郡剣淵町南桜町にある南剣淵公園脇にある「沃野一望」と書いた石碑を見て来ました。これは国営剣淵西部農地開発事業の完成に当たり剣淵西部地区期成会会長五十嵐章氏らが、衆議院議員芳賀貢氏の積年のご労苦に対し、受益者一同が深く銘記するとして、工事が完成した年の昭和55年5月に建立したもので、「沃野一望」の標題は芳賀貢氏が書かれたものです。
 この場所は剣淵町の小高い丘の上にあり、ここを少し上がると、剣淵の緑豊かな畑作地帯や水面がキラキラ輝く水田地帯から街までの全域が一望できる場所で、剣淵町民の皆さんが幸せに暮らしているなー!と思うような素晴らしい眺めの場所で、正しく「沃野一望」です。ここから完成後のこの光景を見た芳賀貢さんは政治家冥利に尽きたのではないかと思いました。
 実は、私のブログで全国各地にある、このような石碑を採り上げようと思ったのは、この石碑を見て感激してからであり、私にとって、思いでになる石碑です。

2013年05月29日 17:49

旭川市東旭川 旭山の顕徳碑を訪ねて

私は旭川市東旭川に所在する旭川兵村記念館の役員をしている関係で藤田貞元、末武安次郎、黒田梅太郎の三氏を知った。藤田貞元は奥州弘前の人。此の地未だ水稲作付の見込無しと言われた明治26年より自ら試作し周囲を説いて用水路を掘削、適種を他地域より求め、上川百万石(昭和3年に達成)の礎を築いた人。末武安次郎は京都府の人。明治38年に、水稲直播が労多く功の挙がらないことを憂いて、開発に精魂を傾け、籾まき機、黒田式直播機「タコアシ」を発明した人。黒田梅太郎は「タコアシ」を作り明治38年に特許を取り、東南アジアまで普及させた人であるが、郷土にこのような偉人がいる事を知り、米作に関係する機器を販売している実業人として、この人たちにあやかり事業を発展させたいものと思っていた。たまたま旭山の中腹、稲荷金毘羅神社横にその顕徳碑があることを知り、写真を撮影したものであるが、標題を書いた人(北海道知事田中敏文)、碑文を寄毫した人(旭川神社宮司芦原邦夫)、設立者(村長寒川孝三)等を知り、碑を建立した人達の思いを推測し全道、全国の米作地域を廻っている者として、これらを発掘することも意義のあることと思い。このブログで紹介することにした。当顕徳碑は第1号であり、ここから石碑紹介のスタートを切る。

追記、顕徳碑には藤田貞元、末武安次郎、中山久蔵氏を刻銘してある。

     顕徳碑


  平成25年5月4日 訪問
  
  旭川市東旭川旭山 中腹稲荷金毘羅神社 横

  関連情報
  ■特許証のコピー有り
  明治38年10月12日 特許取得
    黒田梅太郎 末武保次郎
  ■特許係争の新聞記事有り
  当該特許に関する係争を当時の  
  旭川新聞が掲載している。
  
  !旭川の産業人はたくましい。